よく噛んで食べたらどうなるの
幼児クラスで昼食を食べ終わるのが早い子ども達に先生から「よく噛んで食べようね。時計の針が6~8までゆっくり食べてみよう」とお話ししていました。
そら組さんとたいよう組さんによく噛んで食べるとどうなるのか、よく噛まないで食べないとどうなるのかのお話しをしました。
急いで食べないためにはどうしたらいいかな「ゆっくり噛んだらいい」「よく噛んだらいい」
なぜ急いで食べるとよくないのかな「喉に詰まって苦しいから?」「息ができなくなるから?」
など、思い思いに答えてくれました。

「『こめかみ』って知っているかな?どこにあると思う?」の質問に
「ここ?」と頭や胸の辺りなどさまざまなところを触わる子ども達。
場所を指し示した後、「こめかみを触りながら噛んでみよう」に
「あっ、動いてる~」と驚いていました。
「こめかみが動くと脳に伝わって脳が元気になってかしこくなるんだよ」に
「へぇ、そうなんだぁ~」「かしこくなるんだ~」と関心していました。

他によく噛んで食べると「虫歯を予防する」「より美味しくなる」「胃腸が元気になる」というお話もしました。
「胃はここ、腸はここ」と胸の下やお腹を触り場所を知っている子が多かったです。
さすが幼児さん!
次に、よく噛んで食べないとどうなると思うかの質問に
「喉に詰まる」以外に「体がしんどくなる」「お熱が出る」等と予想する姿も。
よく噛んで食べないと「虫歯になる」「食べ物が詰まって危ない」「味がわからなくなり食べられないものが増える」「病気に弱い体になる」「胃腸の働きがわるくなり元気がなくなる」ことを話すと、
「元気な強い体がいい」「かしこいのがいい」と反応する子ども達でした。

「お話し後の給食はこめかみを触りながらよく噛んで食べてみよう」、「ご飯を一口よく噛んで食べると味がどうなるのか教えてね」と二つのお約束をしました。
給食時には、お約束を覚えていた子が「みんな~こめかみを触って食べるんだよ」とお話しし、こめかみを触りながらよく噛んで食べていたことを教えてくれました。
子ども達によく噛んだご飯の味はどうだったか聞いてみると「めっちゃ美味しかった!」「甘かった!」
これからも続けることができるように、ご家庭でも咀嚼の大切さについて改めて家族で話し合い、よく噛んで食べることを習慣化していきたいですね。
