歯のことどれくらい知ってる?
GreenHouse新大阪園では年に1回歯科健診を行っていますが、歯科医師より何らかの指摘を受けるのは3歳児クラスからが多いです。
そのため、3~5歳児クラスで歯みがき教室を行うことにしました。
まずはひまわり組さん(3歳児クラス)で
「先生はむし歯じゃないか見てもらいに時々歯医者さんに行くけど、みんなは歯医者さんに行ったことがあるかな?」
と聞くとたくさん手があがり、定期的な歯科通院をしている子や、中には治療をしたことがあるという子もいました。
実際のむし歯の写真を見せると子ども達は「うわぁ…」とちょっと引き気味で、こんな恐ろしいむし歯にならないために、まずは歯についてどのくらい知っているか〇×クイズをして、みんなで一緒に歯のことを考えてみました。
お菓子は少しずつずっと食べるか、さっと食べて食べない時間を作る方がむし歯になりにくいか?などクイズのたびに一生懸命に考え、手をあげ答えてくれるひまわり組の子ども達。
ダラダラ食べはむし歯になりやすいこと、歯が溶けやすい口の中になる飲み物があること、
だからいつもみたいにお水でうがいをするのは大切なんだねという話や、
毎日歯をしっかりみがいてもダラダラ食べが続けばむし歯になりやすいこと、
何年もかけて作られる大人の歯よりも子どもの歯の方がむし歯になりやすいことなど子どものレントゲン写真を見ながら不思議そうでした。
また、大人の歯は抜けると新しい歯が生えてくるか?というクイズでは意見が割れ、乳歯のようなイメージで「また生える!」と思っていた子も少なくありませんでした。
実は大人の歯が抜けてしまったり、むし歯になってしまってももう新しい歯は生えてこない…
だからこそ、いまからしっかり歯をみがく練習をしよう!とお話しました。
さっそく大きなカバさんの口を借りて、みんなそれぞれ好きな色の歯ブラシを持ちいざ練習!
1本ずつこちょこちょと優しい力でみがくこと!
1つの面で10回はみがくこと!
歯だけじゃなくて歯茎にも歯ブラシを少しあてること!
など上手な歯みがきのポイントを繰り返し確認しながらみんなとても楽しそうに歯みがきをしてくれました。
教えた通り、とても丁寧に歯みがきをしてくれ、前歯の内側は歯ブラシをタテにしないとうまくみがけない、なんてことにも気づいてくれました。
最後に、少しいじわるなクイズです。
自分で一生懸命歯をみがけば、むし歯にはらないでしょうか?
「ならなーい!!」と自信満々な子ども達だけど、残念ながら正解は“むし歯になる”です。
というのも、やっぱり子ども達だけではみがき残しがどうしても出てしまうため、
お母さんお父さんに最後は仕上げみがきをしてもらおうね、
歯みがきは嫌!と言わず、「みがいて!」と自分から言うと、きっとお母さんお父さんも喜んでみがいてくれると思うよ、と伝えました。
こんなにきれいな歯を目指して歯みがき頑張ろう!と意気込んで歯みがき教室を終えました。
その後、担任の先生にお願いして今回のお話の復習ができる絵本(「つよい歯をつくろう」文:北川チハル・絵:ながおかえつこ)を読んでもらうことに。
それぞれに思い思いの反応があり、興味深く聞いてもらえたようでした。
子ども達自身でやってみる、体験してみることを通していつもは嫌がる歯みがきにも興味を持ってくれれば嬉しいです。