自分たちにできる感染予防!
GreenHouse新大阪園では毎日、全職員と全園児の検温、施設内およびおもちゃの消毒、園児の洗濯物の加熱・次亜塩素酸ナトリウム消毒など感染対策を行っていますが、
乳幼児が集団で生活をする保育園ではなかなか有効な感染予防が難しいのが現状です。
そこで、今回は子ども達が自分自身でできる感染対策を一緒に考え、練習してみました。
まずは先日園で流行った感染症について質問。
罹患した子はそれぞれにつらかった症状など教えてくれ、
じゃあそんなつらい感染症に罹らないためにはどうしたらいいんだろう?
ということで、感染対策紙芝居「おばけのおうさまゴホンゴホン」(作:田中六大)を読んでみることに。
おばけの王様と一緒に、ウイルスやばい菌は目に見えないけどたくさん存在していること、
中でも咳やくしゃみ、鼻水などから飛沫感染・接触感染していくこと、
感染を広げないためには「咳エチケット」がとても大切だと学びました。
また、咳エチケットと同じくらい大切な「上手な鼻水のかみ方」についても話してみました。
鼻水をしっかりかまずにすすってばかりいると、
鼻の奥に鼻水が溜まって時には炎症を起こし副鼻腔炎などの病気になってしまうこともあるということを説明すると子ども達はみるみる不安そうな表情に。
じゃあどうしたらいいかな?「鼻水をちゃんと出す!」と元気な声。
早速一緒に鼻かみの練習をしてみることに。
まずはティッシュペーパーを1枚顔の前で持ち、口から息を吐いてティッシュペーパーを動かせるか試してみました。
これはみんななかなか上手にできていたので次のステップへ。
今度は口からじゃなく、鼻から息を出してティッシュペーパーを動かしてみました。
口からと違って難しいと感じる子が多かった様ですが、練習してほとんどの子がティッシュペーパーを動かせるように。
さぁ、なんとなくコツがつかめてきた所で、紙くず鼻息飛ばし対決!
紙くずを鼻息で飛ばし、より長い距離を飛ばせた人が優勝です。
みんな持てる力を振りしぼり、一生懸命に紙くずを飛ばします。
え!こんなに飛ぶの!?とビックリすると、口から息が出ていてやり直しに大笑い。
鼻水が噴き出してしまった子はあわててティッシュペーパーで拭き取っていましたが、
そんな子はもう、鼻水をかむという目的達成の大成功です。
優勝者はなんと51cmも飛ばせ、準優勝の子は50cmと大健闘でした。
メダルを授与され、誇らしげなような少し恥ずかしそうな様子の2人にみんなで拍手を送りました。
最後は咳エチケット忍者になりきり、咳エチケットと鼻かみを反射的に行えるように練習しました。
みんな真剣に忍者のような咳エチケットのポーズをとり、
口・鼻・を肘でしっかり覆ったり鼻水が出た人のカードが出れば鼻をかむポーズをしたりと、ゴール目指して頑張りました。
自分でできる感染対策を子ども達に楽しみながら理解してもらえるよう、定期的に伝えていければと思います。