いのちを大事にするってなんだろう?
昨年の9月に「身体といのちのお話」や「身体とうんちのお話」を聞いてくれた3~5歳児クラス。
今回は「いのちを大事にするってなんだろう?」
「自分もまわりの人も大事にするにはどうすればいいか?」というテーマでお話しました。
こちらから「手をあげて話してね」とは言いませんでしたが、
意見を言う時は自然と挙手してくれ成長を感じました。
まずは昨年話した身体の話を覚えているか聞いてみると
「あんな話だった!」「こんな話だった!」と沢山教えてくれ、
じゃあ特別に大事なところはどこか聞くと心臓・脳・お腹・腸・骨・筋肉などの意見が。
絵本の「だいじだいじどーこだ?」(著:遠見才希子)で身体はどこも全部大事だけれども、
特別大事なプライベートパーツのお話をすると、
はじめは笑っていた子ども達も次第に真剣な表情に。
もしこんな危ない場面(不審者)に遭遇したらどうする?と言う問いには、
絵本で学んだ3ステップを口々に答えてくれました。
自分の心と身体を守る大切さを感じてもらえたように思います。
また、心身を守る大切さから身の回りにあるいのちの危険についても考えてみました。
日頃から保護者の方や先生が「これはダメだよ。危ないよ。気を付けてね」とどうして言うのか、
その先にあるいのちの危険がある事柄について子ども達は良く理解していて、
知っている危険について教えてくれました。
こういうことは危ないよね、気をつけようね、と認識を新たにしつつ、
世界で今も起こり続ける戦争について聞くと「知ってる!」と。
戦争はいのちを奪う悲しいものだというお話をしました。
そして「死」について触れ、いまみんなが死んでしまうと悲しむ人がたくさんいること、
「身体の死」だけでなく「心の死」もあること。
いのちを大切にすることは人の心も大切にすることだと、
いじめなどを題材に一緒に考えました。
みんなが自分も守りながら、まわりの人も大切にするには何をすれば良いのか…
大人にとっても難しいテーマかとは思いますが、
「まずは相手に自分の気持ちや考えを伝えること」
「相手の気持ちを受け止めること」
「何か困ったら周りの人や大人に相談すること」
を伝えてみました。
自分の気持ちとまわりの人の気持ちを大切にするバランスなど、
大人でも悩みますよね。
子ども達も色んな体験を通して、自分とまわりの人を大切にすることを学んでいってほしいと思います。
お話の終わりに、子ども達と相談し今回読んだ絵本をクラスに置くことにしました。
自分で読んでみるとまた違った発見や感想があるかも知れませんね✨