すくすく育つ ~自己肯定感②~
今回は、自己肯定感を、成功した時に感じるものと勘違いしている人がよくいるので、
その辺についてお話します。
『成功したから自信がもてる』、これは自己肯定感ではなく
自己効力感と呼ばれるものになります。
自己効力感は、成功体験から高めていくもので、成功することで「自分はできる」と
自信をもつようになるものです。
もちろん、これも大切なことではあるのですが、裏を返せば
失敗すると自信を失い、もう一度挑戦する意欲が持てず、自己否定に陥りやすくなります。
それでは、自己肯定感は、というと…
「しっぱい音頭」という歌があるのですが、その歌詞は
『♪しっぱいしたぁって いいんだよー、できなくっても いいんだよー
しっぱいおんどで はじめよぉー、チャンカ チャンカ チャンカ チャンチャンチャン♪』
これこそが自己肯定感。
「あ~、失敗しちゃった。もうだめだ。😢」「あ~、もう、だめじゃない! 😡 」ではなく、
「まぁいいっか」「また次頑張ればいいよ」でいいんです。
誰だって落ち込むことはあります。
ただ、落ち込んだ自分を否定しないのが、本当の自己肯定感がある人。
気を付けなければいけないのは、自己肯定感を高めようと意識すると、
「~なければいけない」という考え方になりがち。
そうなると、自己効力感となり、「○○できたから大丈夫」と
条件付きの自信になってしまいます。
じゃあ、どうすれば・・・
今ある自分を認める。⇒ 今の我が子そのものを認める。
他人に何を言われようが「だから何?」気にしないこと。
「あなたはあなた。わたしはわたし。」⇒ 「他人の子は他人の子。うちの子はうちの子。」
自分のことを悪く言わない。⇒ 我が子のことを悪く言わない。
自分を愛せない人は、他人を愛せません。
⇒ 我が子を愛せなければ、他人の子に対しては妬み・ひがみしか出てきません。
まずは今の自分を愛しましょう。⇒ 今のあるがままの我が子を愛しましょう。