すくすく育つ ~食育②「おなかの中にいるときから」~
園長
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子どもの好き嫌いで奮闘しているご家庭は多いと思います。
「好き嫌いのない子にしたい」という願いは子育てをしていれば誰しもが思うところですね。
最近の研究から、小さいころからいろんな食べ物の経験が豊富な子どもほど、いろんな食べ物をよく食べることがわかっています。しかも、胎児のころからの食経験が関係していることが明らかになりました。
味を感じる味蕾(みらい)は妊娠14週目には完成します。母親の食べた食事の味は、胎盤を通して赤ちゃんの味蕾に届くんです。つまり、妊娠中に食生活を意識すると、実はなんでも食べられるようになるんです。
つまり、妊娠中からバランスのいい偏りのない食生活を心がけることが大切ということですね。
「もう生まれてしまっているから今さら言われて…」
大丈夫!まだ間に合います。
野菜のおいしさを感じるのは本能ではなく、経験!
「酸味」や「苦味」は本能的に人間が好まないように出来ています。
酢の物やピーマンを嫌うのは、本能的なもので。経験によっておいしさを育んでいくもの。
「一度嫌がられたから」「私も苦手だから」と食べる機会を与えなければそれまで。
いろんな食べ物を味わっていくことで食の好みは変わってきます。
また、家族が好き嫌いをなくすことも大切。目の前で、大人が残している姿を見せれば、
「嫌いなものは残してもいいんだ」と考えるようになってしまいます。
なんでもニコニコ😀おいしく食べていると、真似をして何でも食べる子に成長します。
食生活を整え、健康な身体づくりをしていきましょう。